7月14日19時41分に発表した高度利用者向け緊急地震速報(予報)について

概要

7月14日19時41分16秒に、下記の内容で高度利用者向けの緊急地震速報(予報)で誤った第1報が気象庁より発信されました。
http://www.jma.go.jp/jma/press/0807/14b/eew20080714.html

  14日19時41分15秒頃
  千葉県銚子市付近 最大震度5弱程度以上と推定
  

これにともない弊社の弊社サーバシステムが誤った情報を配信してしまった為に、高度利用者向けガイダンス※に設定された一部の弊社受信機が大変大きな震度を予測して警告を発報してしまいました。
利用者の皆様には多大なるご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。

※HomeSeismoでは、気象庁からの「高度利用者向け緊急地震速報のデータ」を使用し、「高度利用者向けガイダンス」と「一般向けガイダンス」の2種類の音声ガイダンスを用意しております。
利用者が高度利用者向け緊急地震速報の特性や限界等を十分理解している環境で使用することを推奨している「高度利用者向けガイダンス」では、情報の即時性を重視し第1報から発報を行います。
集客施設等利用者が緊急地震速報を十分理解していない環境で使用することを推奨している「一般向けガイダンス」では、情報の信頼性を重視し第2報(地震波が2点以上の地震観測点で観測されるため)から発報を行います。
また、端末設定閾値を越え発報を行った場合、それ以降の情報で震度・猶予時間が変化した場合、変化した情報を発報します。
今回は第1報が誤報となり、第2報以降は正常であったため、ガイダンスは2巡目の震度発表から正しい震度を発報しました。
HomeSeismoでは、発報を開始した後閾値を下回る震度に変更になっても、発報を途中で終了しない仕様となっております。

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原因

高度利用者向けの緊急地震速報では、震源地のマグニチュードの情報を伴わない情報が発信される場合があります。
この情報を弊社サーバシステムが受信した際にマグニチュードを9.9と置き換えて配信してしまう問題が判明しました。

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対策

弊社サーバシステムでは、震源地のマグニチュードの情報を伴わない緊急地震速報(予報)を受信した際には、震度予測を行わないように配信する事により、間違った緊急地震速報(予報)が発報されないように修正いたしました。

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影響範囲

弊社サーバシステムのみの改修となります。
HomeSeismo HS301受信機の緊急地震速報予測処理につきましては影響はありません。
現リリースバージョンのHS301の仕様では震度地のマグニチュード情報を伴わない緊急地震速報(予報)については、震源が近い場合でも発報を行いません。

今後このような事が起こらないように万全の体制でサービスを提供してまいります。
今後とも宜しくお願い申し上げます。

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